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九段下駅の住環境について
九段下という地名は、その昔、江戸城吹上庭園の役人の官舎が坂の途中に9軒並んでいたことや、急坂で9つの段があったなどということなどが由来となって命名されたという逸話が残っていますが、確かに靖国神社に向けては坂道が続いており、高台になっていることがわかります。周辺はその靖国神社に隣接していることもあり、都内では珍しく緑の多い地帯となっていますし、この神社のおかげで開けたスペースが広がっているため都心の中心部でありながらも、ほっとするような空間が残されている地域です。
靖国神社とともに目立つ存在なのが日本武道館で1964年の東京オリンピックの時に建てられたこの建物は周辺のランドマーク的な存在でもあります。このまわりも散策ができるようになっており、なにより桜の時期には絶好の花見スポットとして都内でも有数のエリアになっています。この二つの施設のおかげで、ゆったりとした住環境が広がっているのが、九段下の特徴です。したがって、都会にいながらにして四季の自然の移り変わりを感じることができるエリアであり、貴重な住環境をもつ地域ともいえます。
この九段下は神田などにもつながる伝統的な江戸の下町の風情がありましたが、最近では周辺地域の大型再開発が進み、かなり新しい飲食店やスーパーなども驚くほど多く開店し、下町というよりは、ちょっとした山の手の雰囲気を醸しだすエリアにもなってきています。この、昔から残された自然の部分と新しく開発された先進的な部分がコラボレーションされた地域というのがこの地域の新しい魅力になっています。休日には十分非日常感を味わうことができる落ち着きのある場所、それが九段下なのです。