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蔵前の住環境について
江戸時代に幕府の御米蔵が在していたことから「蔵前」という地名が付きましたが、古くからの情緒が未だ残る地域です。
蔵前エリアを代表するのは、都営地下鉄浅草線と大江戸線の「蔵前駅」ですが、他にも同じ都営浅草線の「浅草橋」駅があり、この駅にはJR東日本の総武線が乗り入れているので、交通の便が大変良いです。例えば都営浅草線の「蔵前駅」から「新橋駅」までは直通でわずか12分ですし、「浅草橋駅」からJR総武線に乗り換えれば「東京駅」までは6分程度です。
また深夜遅くに終電を逃しても「東京えからであれば、2000円以内でこのエリアへ到着することができるアクセスの良さです。
蔵前は台東区の南東部に位置していますが、台東区は江戸期から江戸文化の発祥の地であり、商業や文化の中心として大いに栄えてきました。蔵前は浅草や御徒町、馬喰町ともほど近く、先に述べた通り、古くから人々が生活を営んできましたので、現在でもこの蔵前エリアにはどこか懐かしさを覚えるような指物や家具等の生活道具を製作する小さな工房が散在しています。
街並みも、レトロな建物もまだまだ健在で立ち並んでおり、そうした風情に溶けこむように、喫茶店や本屋や文房具店などが生活に密着して営まれています。浅草は観光地ですが、蔵前はもっと生活に密着したエリアで、雰囲気の良い住環境です。
江戸情緒溢れる蔵前エリアですが、四季折々に楽しめる空間でもあります。
「蔵前駅」近くの「鳥越神社」の「鳥越祭」の宮神輿はは「一千貫」とよばれて、都内随一の大きさを誇ります。鳥越祭ではこの大きな神輿が町内を練り歩きます。夕方には「鳥越の夜祭り」と称されて祭りも最高潮に達します。鳥越神社で毎年1月8日に催される「どんど焼」も良く知られています。他にも「蔵前神社の例大祭」も有名な祭りです。
エリアから少し足を伸ばせば、全国的によく知られた行事にもアクセスできます。
春から初夏の、隅田川沿いの「隅田公園桜まつり」、浅草神社の「三社祭」。夏の隅田川河川敷で催される全国で最も知られた花火大会の「隅田川花火大会」、冬の風物詩である浅草寺の「羽子板市」等などです。
蔵前は生活営む上で大切な買い物にも利便性の高いエリアです。「蔵前駅」周辺には、スーパーマーケットや商店街もあり、自転車や電車を利用すれば、上野や浅草も近いので、「松坂屋上野店」「松屋浅草店」といった大型商業施設を生活圏内として利用することが可能です。また全国的にも良く知られた、「アメヤ横丁」や「かっぱ橋道具街」などにも容易にアクセスでき、他にも秋葉原も近いので、生活に必要な買い物に困ることはありません。
「蔵前」は、古くから人々が生活を営んできたという歴史があり、河川や緑の自然環境があり、生活の利便の三拍子が見事に揃った住環境として申し分のない街です。